在日韓国人18卒就活ブログ

こんにちは。私は在日韓国人です。18卒として就活してきた話を書いていきたいと思います。

在日韓国人の就活①困ったこと

在日韓国人の就活は基本的に日本人と変わりません。

普通に説明会に行き、エントリーシート、試験、面接などを経て内々定に至ります。

ただ、在日韓国人だからこそ困ったことがいくつかありました。

まず、名前の問題。
初めて会う人に、どんなにゆっくり大きな声で名前を名乗っても一発では聞き取ってもらえません。
また、私の顔は完全に日本人なので、就活で一緒になった就活生に名前を名乗ると微妙な顔をされます。


次に、自己紹介の問題。
自己紹介って何を言えばいいんでしょうか。
日本人ならば、大学名、氏名、大学で学んだこと、サークル・部活などを喋ればOKです。
私も基本的にはこれしか言いません。
面接ならばこれで大丈夫です。
しかし、他の就活生と関わる時はこれだと、その後に色々質問されて面倒です。
そういう時は「韓国人ですが日本生まれ日本育ちです」と言います。

※こう言うと、「じゃあほぼ日本人ですね」とか言われます。
私はこの言葉がかなりムカつくんですよね。
だって日本人が韓国に住んでてほぼ韓国人ですね。とか言われたら嫌じゃないですか?
自分の国を否定された感じしませんか?
私は日本が大好きで日本人になりたいと思っていても、今現在は事実と違うので不快感が否めません。
言われたら愛想笑いで返しますけどね。


次は学歴の問題。
新卒の就活の場合、履歴書の学歴欄には中学校卒業から書きます。
私は中学校が朝鮮学校だったため、印象が良くないと思い、殆どの会社には高校卒業から記入しました。
それでも特に問題は無いようです。
また、大手のwebエントリーシートは高校名を書くだけでいい場合が多く、中学校まで朝鮮学校に通っていた事実は隠蔽できていました。
しかし、一社だけ、中学校卒業から書けという指示があり、朝鮮中学校卒業と記入。
なんと、その会社から内定を頂けました。
残念ながら辞退したのですが、朝鮮学校に通っていたことを書いても全く問題ありませんでした。
逆に、面接の際に面接官の方の友人に朝鮮学校の人がいたみたいで好印象でした。
こんなことなら全ての会社で朝鮮中学校卒業と書けばよかったです。


次に困ったことは面接でした。
特に最終面接では、よく「韓国人でいるデメリットは?」、「韓国人で困ったことあった?」と聞かれました。
多分、国籍問題で会社にデメリットを与えないか知りたいんだと思います。
正直にビザ取得に時間が掛かると答えましたが、韓国人系の質問をする会社には悉く落ちました。
「日本国内では感じたことがありません」が正解だと思います。
実際、私は海外に行ったことが無いので、デメリットを感じたことはありません。
強いて言うなら公務員になり難いことですかね?
保育園の頃、警察官になりたかったのに、外国人がなるのは難しいと知った時はガッカリしましたから。
あとは前述の名前聞き取れない問題くらいです。
面接官に採用に際してデメリットがあると思わせてはなりません。